【代表メッセージ】困難な状況ですが、過度な心配はせず落ち着きましょう

百年の家®︎プロジェクトが「床下エアコン」をやらない理由


流行りの「床下エアコン」って、一見すごく魅力的ですよね。


「足元からポカポカ温まる」「光熱費が安くなる」なんて言われると、

冷え性の方なら「それ最高じゃない!」って飛びつきたくなりますよね

最近、聞かれることが多いのですが、
百年の家®︎プロジェクトでは、床下エアコンは「絶対に」やりません。

住宅のプロたちがこぞって勧める手法を、なぜやらないのか?

最初に結論を言うと、これは否定ではなく、僕らには必要がないからです。

これが必要な方もいると思いますが、僕らには必要がない。
それは、流行やコストではなく、「家族の命と健康を守る」明確な理由があります。


床下エアコンは足元が温かくて光熱費が安くなると聞きますが、百年の家®︎で採用しないのはなぜですか?

最大の理由は「光熱費を浮かせるために、家族の健康リスクを高めてまで室温を下げる」という考え方に賛同できないからです。
床下エアコンは「室温を20度以下に下げても足元が暖かいから光熱費が安くなる」と推奨されることがあります。しかし、室温20度以下は海外の健康基準を下回っており、血圧上昇やヒートショックのリスクを高めます。私たちは「冬でも家中25度」を基準にしているため、室温を下げることを目的とした床下エアコンは必要ないと考えています。

床下エアコンを取り入れる際、「空気の安全性」で気をつけるべきことはありますか?

床下の健全性を確認することをお勧めします。
日本の住宅では、床下に「防蟻防腐剤(殺虫成分)」が散布されています。
床下エアコンは、床下の空気を温めて床上に供給する仕組みです。もしも床下環境が健全でない場合、温風によって薬剤が揮発しやすくなり、ずっとその空気を家族が吸い続けるリスクがあります。
百年の家®︎では、空気の安全性を重視しているため、シロアリ防蟻防腐剤など薬剤は使っておりません。

冬は足元が冷えるのが嫌で、床下エアコンを検討しているのですが、他に良い方法はありますか?

足元の冷えを補うために床下エアコンや床暖房が必要になるのは、実は「家の気密・断熱性能が不足しているサイン」でもあります。
家の基本性能を高めれば、特殊な設備で床下を温めなくても、一般的な「壁掛け6畳用エアコン」だけで、1階の床から2階の天井まで家中をムラなく暖かく保つことができます。

百年の家®︎が考える、冬の「普通の暖かさ」とは具体的に何度くらいですか?

私たちの基準は「冬でも家中どこでも25度、お風呂場は28度」です。
これは、子供たちが雪が降ってもTシャツと素足で走り回れる環境です。建築会社によって「18度で暖かい」「20度で十分」など基準はバラバラですが、この温度基準をどこに置くかで、家族の健康(免疫力や高血圧予防など)と一生の暮らしの質が大きく変わってきます。

エアコンは床下や小屋裏に隠した方が、見た目がスッキリして良いのではないでしょうか?

誰でも知ってることですが、床下や小屋裏はホコリが溜まりやすいので、エアコンを置く場所としてフィルターの掃除やメンテナンスなど、壁にかけるよりも・・・というデメリットがあります。
家の性能が担保されていれば、最も効率が良く、壊れにくく、ランニングコストも安いのは「シンプルな壁掛けエアコン」です。複雑な設備に頼るのではなく、家の性能そのもので快適さをつくるのが最も賢い選択です。

目次

00.関連Youtube

【要約】
百年の家®️が床下エアコンをやらない理由は、 壁掛け6畳用エアコンで、床も部屋も涼しく暖かくできるからです。床は床暖房を入れたかのように23度以上で素足でTシャツで暮らせて、寒さを感じないので、 特別、それ以上の余計なことは必要がないからやらないです。

1. 「光熱費のために室温を下げる」ということは決してしません。


まず、床下エアコンとはどう言うものか、それを知る必要がありますね。 

ある大手メディアの記事には、床下エアコンのメリットをこう説明しています。

「断熱性能を上げるのは大変だしお金がかかる。床下エアコンで足元を温めれば、室温を2〜3度下げても寒さを感じない。
そうすれば年間で2万円以上も暖房費がお得になるんですよ」と。

これを、皆さんはどう思いますか?

私は正直、耳を疑いました。

「光熱費を2万円浮かせるために、家族が過ごす部屋の温度を下げる」
それって本当に家族のためになるのか。


イギリスの保健省の研究では、
健康に暮らすための室温は「18度」が最低ラインで、理想は「21度以上」とされています。

室温を20度以下に下げることは、
血圧の上昇やアレルギー、ヒートショックのリスクを確実に高まる事がすでにわかっています。


百年の家®︎が目指しているのは、「冬でも家中どこでも25度」という環境です。

光熱費をケチるために家族の健康をリスクにさらすくらいなら、
最初から「25度をキープしても暖冷房費が安く住める家」を建てるべき。
そう思って20年以上前から、高気密高断熱の技術を磨いてきたのです。


だから、室温を下げることを目的とした床下エアコンは、私たちの選択肢には入らないのです。

実際、冬の20度は、靴を履いて生活しているイギリスの健康ライン以下で、
日本では決して健康的とも、暖かいとも言えません。




2. 誰が責任取るの?「床下の空気」の真実


もう一つ、絶対に見過ごせないのが「空気の安全性」です。

皆さんは、自分の家の床下に何があるか知っていますか?
日本のほとんどの住宅では、シロアリを防ぐために床下に「防蟻防腐剤」という薬剤を撒いています。

これ、ぶっちゃけて言えば「殺虫剤(毒)」です。


中には「天然成分だから大丈夫」「ホウ酸なら大丈夫」という見解の方もおられますが、
天然成分だって毒は毒。
昆虫を殺したり、昆虫の何かを阻害するものは、神経毒です。

しかもずっとその上で暮らす方に、本当に大丈夫と言い切れるのでしょうか?

現在のシロアリ防蟻剤は主に、ネオニコチノイドを成分としています。
この薬剤は、EUでは既に禁止され、
ラットの実験では、ラットの胎児や幼児の脳の発育に影響があることが確認されています。

リフォーム工事で床下に潜る方など、本当に危険ですから、ご注意ください。

床下エアコンは、床下の空気を温めて、家じゅうに循環させる仕組みです。

温められた空気は薬剤を揮発させやすくします。

冬の間、窓を閉め切った家の中で、床下から上がってくる空気で家族全員が暮らします。

ちゃんとやっている方は、そんなことはしていないと思いますが、
流行っているからと施主に要望されて、思いつきでやる方もいますし、果たして管理できているのでしょうか?


百年の家®︎は、23年前、
薬剤を使わずにシロアリを防ぐ技術から始まっています。
シロアリ防蟻剤を撒いたら、やめて頂くお約束を最初にしてからメンバーになるのですが、
それは、どんな家でも「床下に撒いた毒が、家族にとっていちばん危険だから」です。


最近のネオニコチノイドは、昔の薬剤のように危険な臭いもしません。

何が散布されたかさえ、知らずに家族が住んでいることは重大なリスクだと考えます。

「どこにエアコンを置くか」よりも「どんな空気を吸うか」の方が、
家族にとっては、毎年2万円の光熱費より大事なことだと考えます。



3. 僕らは壁掛け6畳エアコンで十分。

床下エアコンを検討する人の多くは、「足元が冷えるのが嫌だから」と言います。


でも、それは床暖房を入れるのと同じで、
実は「家の性能が不足している」サインです。


気密や断熱が十分できていれば、
壁に掛ける普通の6畳用エアコンだけで、
2階の屋根下から1階の床まで、
そして脱衣所から2階の奥のトイレまで、家中を25度に保つことができます。


なので、
埃が溜まりやすくてメンテナンスもしにくい床下に、

大きなエアコンを隠す必要がありません。


小屋裏エアコンも同じです。

むしろシンプルな壁掛けエアコンの方が、
最も効率よく、最も壊れにくく、最もコスパ良く、冷房でも暖房でも家を快適にしてくれます。

そのためにはエアコンの場所ではなく、家の性能です。


4. 「普通」の基準が、あなたの人生を変える


実は建築家や住宅会社によって「暖かい」の基準がバラバラです。 

ある建築家は、『16度や18度で暖かい』と言い、
別の会社は『床下エアコンだから20度以下でも足元が暖かい』と言います。



でも、私たちの「普通」は、1階の床だけではなく、
家中どこでも25度で、お風呂場は28度です。

この「基準」をどこに置く相手と家づくりをするか?で、
あなたの家族のこれからの人生は大きく変わります。

子供たちが冬でもTシャツで元気に走り回り、病院へ行く回数が劇的に減る。

おじいちゃんやおばあちゃんの高血圧が下がったり、ヒートショックの不安なくお風呂を楽しめる。

そんな当たり前の未来を届けるために、私たちはこれからも本当に安全で確実な方法を選び続けます。



最後に
家づくりのワードは、言う人によって本当に違いが大きい世界です。
「床下エアコンがいいですよ」と言われたら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。


「その家は、本当に暖かく住めますか?」

「その床下の空気、一生吸い続けても大丈夫ですか?」

数値や流行り言葉に騙されない、
「自分たちの体感」だけを信じる家づくり。
それが、失敗しない唯一の道だと私たちは信じています。

この記事を書いた人

目次