流行りの「床下エアコン」って、一見すごく魅力的ですよね。
「足元からポカポカ温まる」「光熱費が安くなる」なんて言われると、
冷え性の私としては「それ最高じゃない!」って飛びつきたくなります。
でも、百年の家®︎プロジェクトでは、床下エアコンを「絶対に」やりません。
住宅のプロたちがこぞって勧める手法を、なぜあえて否定するのか。
そこには、流行やコストよりも大切な「家族の命」に関わる、驚きの理由があります。
1. 「光熱費のために室温を下げる」という本末転倒なワナ
まず、床下エアコンがなぜこれほど流行っているのか、その裏側を知る必要があります。
ある大手メディアの記事では、床下エアコンのメリットをこう説明しています。
「断熱性能を上げるのは大変だしお金がかかる。だから、床下エアコンで足元を温めれば、室温を2〜3度下げても寒さを感じない。
そうすれば年間で2万円以上も暖房費がお得になるんですよ」と。
これ、皆さんはどう思いますか? 私は正直、耳を疑いました。
**「光熱費を2万円浮かせるために、家族が過ごす部屋の温度を下げる」**なんて、それって本当に家族のためになるのか。
イギリスの保健省などの研究では、健康に暮らすための室温は「18度」が最低ラインで、理想は「23度以上」とされています。
室温を20度以下に下げることは、血圧の上昇やアレルギー、ヒートショックのリスクを確実に高まる事がすでにわかっています。
百年の家®︎が目指しているのは、**「冬でも家中どこでも25度」**という環境です。
光熱費をケチって健康をリスクにさらすくらいなら、最初から「25度をキープしても安く済む家」を建てるべき。
だから、室温を下げることを前提とした床下エアコンは、私たちの選択肢には入らないんです。
実際、冬の20度って健康ライン以下で決して健康的とも、暖かいとも言えません。
2. 誰も言わない「床下の空気」の真実
もう一つ、絶対に見過ごせないのが「空気の安全性」です。
皆さんは、自分の家の床下に何があるか知っていますか?
日本のほとんどの住宅では、シロアリを防ぐために床下に「防蟻剤」という薬剤を撒いています。
これ、ぶっちゃけて言えば「殺虫剤(毒)」です。
中には「天然成分だから大丈夫」という薬剤もありますが、天然成分だって毒は毒。
昆虫を殺したり、昆虫の何かを阻害するものは、神経毒です。
床下エアコンは、その床下の空気を温めて、家じゅうに循環させる仕組みです。
温められた空気は薬剤を揮発させやすくします。
冬の間、窓を閉め切った家の中で、床下から上がってくる薬剤混じりの空気を家族全員で吸い込み続ける……。
想像しただけでゾッとしませんか?
百年の家®︎は、そもそも薬剤を使わずにシロアリを防ぐ技術を持っていますが、
それは、どんな家でも「床下に撒いた毒は、床上に上がってくるから」
最近のネオニコチノイドは、昔の薬剤のように危険な臭いもしません。
しらずに家族が呼吸していることを重大なリスクだと考えます。
「どこにエアコンを置くか」よりも「どんな空気を吸うか」の方が、家族の健康にとっては100倍大事です。
3. そもそも、壁掛けエアコンで十分すぎる
床下エアコンを検討する人の多くは、「足元が冷えるのが嫌だから」と言います。
でも、それって実は「家の性能が足りていない」サインです。
気密や断熱、そして防湿ができていれば、壁に掛ける普通の6畳用エアコンだけで、
天井まで床まで、そして脱衣所からトイレまで、家中を25度に保つことができます。
百年の家®︎では、わざわざ床下に特別な細工をして、
メンテナンスがしにくい場所にエアコンを隠す必要はありません。
シンプルな壁掛けエアコンが、最も効率よく、最も壊れにくく、最もコスパ良く家を暖めてくれる。
それが、何百軒もの家を検証してたどり着いた答えです。
4. 「普通」の基準が、あなたの人生を変える
実は建築家や住宅会社によって「暖かい」の基準がバラバラです。
ある建築課は18度で「暖かい」と言い、別の会社は「床下エアコンだから20度以下でも足元が暖かい」と言います。
でも、私たちの「普通」は、家中どこでも25度、お風呂場は28度です。
この「基準」をどこに置くかで、あなたの家族のこれからの人生は大きく変わります。
子供たちが冬でもTシャツで元気に走り回り、病院へ行く回数が劇的に減る。
おじいちゃんやおばあちゃんがヒートショックの不安なくお風呂を楽しめる。
そんな当たり前の未来のために、私たちは流行りの手法に流されることなく、本当に安全で確実な方法を選び続けます。
最後に
家づくりのワードは、言う人によって本当に違いが大きい世界です。
「床下エアコンがいいですよ」と言われたら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
「その家は、室温25度をキープできますか?」
「その床下の空気、一生吸い続けても大丈夫ですか?」と。
数値や流行り言葉に騙されない、
「自分たちの体感」だけを信じる家づくり。 それが、失敗しない唯一の道だと私たちは信じています。
百年の家®︎プロジェクトが床下エアコンをやらない理由
